¿ʍou ʎʇıʌɐɹƃ ǝɥʇ ʇsuıɐƃɐ ǝnƃɹɐ oʇ ƃuıoƃ noʎ ǝɹɐ ――
¿ʍou ʎʇıʌɐɹƃ ǝɥʇ ʇsuıɐƃɐ ǝnƃɹɐ oʇ ƃuıoƃ noʎ ǝɹɐ ――
¿ʍou ʎʇıʌɐɹƃ ǝɥʇ ʇsuıɐƃɐ ǝnƃɹɐ oʇ ƃuıoƃ noʎ ǝɹɐ ――
˙uoısɐɔɔo ǝlƃuıs ʎɹǝʌǝ uoıʇsǝnb ı ˙ɹǝpuoʍ ou s,ʇı ――
˙uoısɐɔɔo ǝlƃuıs ʎɹǝʌǝ uoıʇsǝnb ı ˙ɹǝpuoʍ ou s,ʇı ――
˙uoısɐɔɔo ǝlƃuıs ʎɹǝʌǝ uoıʇsǝnb ı ˙ɹǝpuoʍ ou s,ʇı ―
[Another Story]
ReplyDelete『とぶものとして』
コガネムシをとむらった斉場をあとにし、帰路をゆくトンボはフト思う。
ぼくはぼくの羽音の数を、ぼくはぼくとして数えたことはあっただろうか。
フトフト考え思いつく。
コガネムシのあの言葉。
――きみはきみの羽音なんて、いかさま聞いたことがなかろうね。
ほくほく笑うコガネムシ。
ぼくはどれだけ憤ったことだろう。
しかし彼がいなくなり、一人残るこの道で、
ぼくはぼくの羽音を思い出せない。
決して思い出せないことを知る。
ねえコガネムシよ。
きみはどうしてあの時、
それを教えてくれなかったのだろう。
トンボは悲しく下を向き、ただただ呟くしかすべがない。
[Another Story]
ReplyDelete『続・とぶものとして』
~とあるコガネムシの日常~
朝起き、夜ねむり。
遠方で聞こえたハクチョウの声を思い出し――
朝ごはんを食べ、夜ごはんを食べ。
十年前の排気ガス量を調べた後にゆらりと飛び――
たまに笑い、たまに泣き。
一人ジャンケンで何回勝てるか予想をし相手がいたらなりたたんな、と思い――
昨日を嘆き、明日に託し。
逆から読んでいた本をまた逆から読み進めそれを飽きるまで繰り返し――
そしてやがて、
朝起き、夜ねむる。