3/15/2013

-Accepting Others-



Who has a hard head?


― Right there, he never ever changes his thoughts! I have lectured him many times, telling him the same things, but he never ever listens to my greatest ideas!


Who has an unstable mind?


 Well, I would say, she is, might be, the person you could be satisfied with… Maybe, I mean… sorry, I’m not sure.


And then, what will happen if those who have different personalities based on their different backgrounds and values meet up with each other?



 WE don’t know the exact answer, …what? Yea, sometimes our answer is absolutely correct, but, yet, might be, and surely, when we are together….there will be something WONDERful.

1 comment:

  1. [Another Story]

    I wrote another story based on the same concept as the English version above.
    *内容は違いますが、コンセプトは同じです。


    ~雲のこ、海のこ~

      お日様を浴びて目を覚ました雲のこは、暇つぶしに自分の周りを見渡す。彼女の白くて、白くて、白い体が、白くて、時々青い雲にとけこむ。雲のこが寝ころぶ地面は、なんだかフロートガラスみたいに下が筒抜けになっている。

      ひと眠りした後の彼女の目は少し眠たそうに半目がち。広いなぁ。雲のこは思う。セマイってことばがあるって聞いたけど、どんなんだろうなぁ。所々。白い雲はフロートガラスを隠す。雲のこはそろりそろりと歩き始め、ふと、下を見据える。たかいなぁ。空の中で生きてきた雲のこは、世界にヒクイ場所があるなんて夢にも思わない。

      すると下の、ずっと下の方で、なにやら気配を感じる。音が聞こえたわけでも、むくむく動く体を見つけたわけでもないけれど、彼女は確かにそう感じる。いつか誰かが教えてくれた、ウミの上を、なにかがあるいている?そんなばかな。彼女は首を横に振る。でも興味を持ったその雲のこは、寝そべって足をぱたぱたさせながら、その気配に意識を集中し続ける。ぽかぽかの日差しのブランケットのせいで、彼女の瞼は次第に重くなる。その時。

       「ぼくが気付いていないとでも思った?」

    確かに聞こえるその声。雲のこは驚いて辺りを見回す。いつもの白い広大な風景。

            「ねぇ、ここだよ。」

      その叫び声はエコーして何回も彼女の耳に聞こえてくる。彼女ははっとしてさっきまで見ていた海の方を見てみる。ぼーとした頭を2回振り、じーっとみてみる。でもやっぱりその生物は、彼女にとっておちゃめな山びこでしかない。雲のこはあたりをきょろきょろする。ほんの一度だけ、エコーの端と雲のこの鼻の先がふれたような気がして、動きを止める。

      そこで彼女は思い立つ。もしかしてこれって、私の「夢の中」なのかも。雲の下になにかがいたことなんて、生まれてこの方見たことも聞いたことがない。そして彼女は目をつむり、自分の「夢」に向かって話しかける。"ねぇ、もしもし。ここに階段かなんかがあったら、あの下にいるなにかに会えるんじゃないかなって。" まさかね。そう思いつつ瞼を開く。

      やっぱりね。それははたして彼女の夢であり、雲の隙間からは海までつながる真っ白な階段が現れている。階段もふかふかなのね。一歩を踏み入れた彼女はそう思い、少し気分が良くなる。いっぽいっぽ、彼女はその感覚を楽しみながら、リズムを刻んで下りていく。時には歌を歌い、時にはお昼寝をして、お日様が帰るころに階段の下まで辿り着く。そして広大な海の端っこに、ぽつりと空をみあげるこどもがいるのを見つける。彼の青くて、青くて、青い体が、青くて、時々白い波にとけこむ。"きみだね。" 雲のこは声の主を見つけて嬉しくなりそう言う。そして近くでお話ししようと両手をついて駆けてみる。でも海のこは雲のこを見てはいない。さっきまで上を向いていた彼は、今は鼻を水面に押し付け波をしきりに揺らしている。

           「探し物をしているんだ。」

      海のこは空からの来客者に見向きもしないでそう言う。
    "サガシモノ?" 雲のこはその意味がわからずただ彼の言葉をおうむ返しにする。雲のこはこの世の中に、サガシモノたるモノが存在していることを初めて知る。不思議に思いながらも海のこのしていることが面白くて、自分も真似してみようと思い立つ。"私も君と、サガシモノ、する。" ゆっくり波に揺られるように彼女は言い、雲のこは海のこと同じように鼻を水面に押し付ける。空からきた一匹と、海にいた一匹は、そうやって少しの間、共に時間を過ごす。海のにおいをかぎ、波のおとを聞いているうちに、雲のこはここもなんだか素敵だな、と思い始める。ここはきっと、ヒクイとセマイとサガシモノのある所なんだな。そう思って少しだけ嬉しくなる。そして海の表面で、彼らの鼻の先は互いの鼻の先を見つける。

      雲のこは少し驚いてから顔を上げ、"なんだ。" と静かに呟く。

    そして彼女は、海のこの顔をのぞきこむ。海のこもツン、と顔を上げ、雲のこを照れくさそうに見返す。

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